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2018.10.23

三ツ峠

都岳連のクライミングスクール、最終実技の三ツ峠。この土日(10/20~21)でお手伝いして来ました。ザックリと受講者30名ほど。講師は10名。10班に別れて土日の二日間、チーフからの各講師への課題として、マルチピッチの登攀と懸垂下降、レッジワークの指南。各班必ず一回は天狗の踊り場まで上がってくださいとのこと。それで、初日は昼過ぎに岩場に着いたわけですが、とにかく宿題の天狗の踊り場をやっつけてしまおうという訳で、一般ルート左から上がったわけだが、やっぱり難しい人には難しいんだよねぇ…(一般ルート3本の中では一番むずかしいかな)。サクサクっとはいかず、時間くって第3バンドで時間切れ、というか雨と雹(!)。数パーティが天狗の踊り場の宿題を狙っていたため、全身ビショビショの数パーティが懸垂下降の順番待ち。なかなかにタフな実技初日でした。2日目の本日日曜日は、打って変わって好天に恵まれ、良い実技ができました。印象としては日曜日の好天クライミングが皆よかったんでしょうが、初日の雹まじりのタフな経験のほうが、たぶん貴重だったんだろうと私は思うよ。結局アルパインクライミングって、こういう日が普通にあるよってことで、人なんて天気次第で壁に貼り付けになったまま、簡単に低体温症で死んじゃうんだな…っていう、良いイメージ作りになったと思います (初日はとても写真を撮っている余裕がなかったので、全部快適な2日目の映像です)。

2018.10.08

至仏山(連休その2)

鉄砲木ノ頭から戻った翌日は、尾瀬の至仏山です。こちらもクラブツーリズム様です。

10/7、川越でチャーターバスに迎えてもらい、連休で混んだ関越道は高坂あたりまで混んでいたので東松山まで国道で…。
昼過ぎに鳩待峠到着。準備運動をしてまずは山ノ鼻へ。初日の今日は足慣らしです。小雨混じりですが、レインウェアを着るほどではありません。
山ノ鼻で大休止ののち、牛首まで足を伸ばし、鳩待峠へ戻りました。この晩は鳩待山荘で一泊です。
今回のツアーはお客様10名に対し、ガイド二名、添乗員1名の手厚い体制。交流会もやや手厚めでした(笑)。

↓鳩待峠へ到着

↓鳩待峠から尾瀬ヶ原へと降りていく

↓山ノ鼻のようす

↓枯れた曇天の尾瀬ヶ原。すてきです


↓帰路、ヨッピ川あたりで虹がでた

明けた10/8、登山天気の好天予報とは違い、ガスガス。5:30に朝食をいただき、ゆっくり準備して準備運動も済ませて7:00に山荘前を出発。きょうはメインイベントの至仏山。雨は降っていないのですが、霧が樹木に凝結して雨だれのように落ちてくるなかを歩く。ガスだろうとなんだろうと、山の朝を歩ける幸せ。
小至仏山の山頂で、お客様一名が不調となり、私が同行して下山することになりました。2ガイド体制は、これができるのが強みです。
小至仏の山頂を出たのが10:00頃。ゆっくり写真などを撮りながら、ちょうど2時間で鳩待峠へ下山。ゆっくり食事したり、いろいろしながら、それでもみんなが下山してくるまで3時間ほども過ごすのはなかなかなことで、いろいろな山の体験話や地図読み講習などを交えて過ごしました。
それでも、徐々に雲が上がっていく至仏を眺めているのは、まぁボーッとしているだけでも楽しめたのですが。

↓登り始め。樹林帯の平地から徐々に斜度があがる

↓小至仏山の山頂。蛇紋岩が滑ります

↓オヤマ沢田代

↓1935mピークあたりからの景色。遠方の尾瀬ヶ原が明るい

↓鳩待峠で過ごすうち、ようやく至仏山頂が見えてきた

2018.10.08

鉄砲木ノ頭(連休その1)

夏に引き続き、秋もやや荒れ気味の山ですが、先だっての石割山に引き継ぎ、山中湖のそばの山に今回はクラブツーリズム様のガイドで訪れました。山中湖の東側にある鉄砲木ノ頭というピークです。別名:明神山ですが、山頂標識は明神山の表記です。というのも、こちらは山中湖西岸にある「山中諏訪神社」の奥宮にあたる所だからです。標高は1290.8mですが登山口が1000mなので、ほんのヒト登りという感じです。風景がよいところなので、初心者向けとしてはもっと認知されてよい山だと思います。ただ、富士山のような火山性の砂礫なので、登山道は雨による侵食を受けやすく、今回訪れたときにはメインの登山道は使えず、右側に並走している派生ラインを主に歩きました。

↓登山口から樹林を抜けると、三国峠へつづく車道に出るので、それをパノラマ台まで辿る。道中から振り返ると富士山。

↓パノラマ台で昼食。

↓広大なススキの斜面を登ると視界がひらけ、山中諏訪神社の奥宮が鎮座する山頂。

↓山頂から三国峠へと下る道すがらの一コマ。

三国峠からさらに三国山を往復し、車道をパノラマ台まで歩き、そこでチャーターバスに迎えてもらい帰途に。
シンプルで、よいハイキングです。パノラマ台では、夕刻のダイヤモンド富士を狙っているカメラマン達もいました。

2018.10.04

石割山

山中湖の北側に石割山(1412m)という山があります。
先輩ガイドに誘われまして、昨日(10/3)行ってみました。

石割神社というのがありまして、山頂から100m強下がった位置にあるので、ようするに登山道は殆ど石割神社の参道ということになります。
↓石割神社駐車場。とくに区画などはないですが、20台ほどのスペースだと思います。

↓駐車場前が登山口。バス停留所から1.6km。

↓太鼓橋を渡って参道に向かいます。

鳥居をくぐると石段がはじまります。
驚くべき長さです。406段だそうで土合の地下ホームの階段にちかい長さですね。
階段を登りきると大きな東屋があり、そこから登山道になります。
階段、登山道とも折れた枝が多く、このところの台風の影響が見受けられました。
登山道は倒木も目立った…。

↓石割神社の社殿。小さい御社ですが、ご神体の割れた巨石は迫力モノです。


↑巨石には「石」という文字形の割れ目が走っている、ということなんですが、まぁそう見えなく
もない。巨石中央の割れ目は人がやっと通れるほどの幅があり、社殿前を通って3回潜ると
開運のご利益があるそうです。私は一回だけ潜りました(笑)。

さらに山頂を目指します。ところどころ足元が悪く、また倒れたばかりの様子の倒木もあった。
↓石割山山頂からは、富士山が美しく望めました。

往路を戻って足早に下山。
今回はツアー登山の下見のため、ピックアップポイントである花の都公園と、下山口の確認も済ませて一路横浜の居酒屋へと転進したのでした。

2018.09.26

奥穂高岳

いつの間にやら、すっかり秋ですね。
9月22日(土)から24日(月)の三連休、都岳連のマウンテンスクールのお手伝いで奥穂高岳に行ってきました。


今回は受講者さん32名、講師10名。22日お昼過ぎに上高地バスターミナルを出発、上高地は雨上がりの瑞々しい佇まい。
各講師、担当する3〜4人の受講者さんたちと顔合わせし、班単位で行動開始です。


2時間ほどの歩きで徳沢に到着。ここで横尾まで足をのばすグループ、徳沢ロッジに泊まるグループ、レンタルテントでキャンプのグループに分かれます。なぜなら、連休中でこれだけ大人数のまとまった収容ができないため。数ヶ月前の申し込みで、すでにだめだったの…



翌23日、徳沢組は4:00に歩き出し、5:00に横尾組と合流。
まだ日陰の屏風岩を前景に、朝日に光る北穂高岳が嬉しい横尾谷から涸沢に入る。涸沢からの奥穂、涸沢岳、涸沢槍。


涸沢ヒュッテで大休止のあと、白出のコルをめざす。ザイテングラードの核心部は、ご覧の通りの賑わい。


白出のコル、穂高岳山荘前。不要の荷物を山荘にデポして目の前の奥穂高岳のハシゴに取り付く  …わけだが、まー、大変な混雑 !!!


核心部を抜けたところから、穂高岳山荘を覗き込む。


ジャンダルムは、本当にかっこいいね。


14:20頃、奥穂高岳の山頂に到着。とにかく風が強く、寒いのです。15時前後でも、まだ登ってくる人たちは少なくなく、山荘前まで1時間以上かかって戻りました。
山荘も大変な賑わいで、夕食は6ラウンドあったそうです。


今回、基本2泊3日ですが、希望者は涸沢ヒュッテで3泊目を過ごします。その方達はゆっくり出発ですが、われわれは3日目の24日が下山日。穂高岳山荘を5:00に出発。
ヘッドランプで行動開始。写真はザイテングラードの核心部の梯子・鎖場の始まり。


私の担当受講者は、ノリがいい(笑)。


ノリがいいんです(笑)


朝日を浴びる、涸沢テント村。


前穂の北尾根。またねー。


横尾を過ぎた、黒沢出合あたりで猿の群に遭遇しました。元気一杯でした。

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